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2013年3月 2日 (土)

冬の十字架とか

 そろそろ冬もオシマイになってほしいな。梅の香りも漂ってきたし。黄色い花も咲いている。

 春になったなと言う前に『冬の十字架』について書いておこう。このアルバムは7曲入り。CDにしては曲数は少ないかな。でもステキな歌ばかりだぜ。アタシのお気に入りは『4.人間のクズ』『5.こころのボーナス』。まずは『4.人間のクズ』。軽快な曲調で♪クズクズクズクズにんげんのクズ♪と歌われると歌詞はヘビーなのにちょっと愉快な気持ちにすらなる。おまけにこのフレーズのコーラスにはお子様も加わっている。かわいい声で♪クズクズクズクズにんげんのクズ♪とやっている。あれはタッペイ君か? モモちゃんか? いい曲だ。続いて♪あー、こころのボーナスが欲しいぃー♪と歌う『5.こころのボーナス』。歌詞も良いね。キヨシくん、猫を飼っていなかったか? 猫を飼えば簡単にこころのボーナスが手に入るぜ。たっぷりとね。

 そう、このアルバムには『2.君が代』も入っている。話題となっていたな。パンクバージョンというヤツだ。前にも少し書いたかもしれないが『君が代』をやる意味もパンクでやる意味もアタシにはわからなかった。『瀕死の双六問屋』を読んで少し、なんとなくわかったような気がした。たまたま『君が代』だったのだろうな。発売当時、学校で『君が代』を歌わなくてはならないとか国旗を掲揚しなければならないとか世間が騒がしかった。清志郎は『君が代』や日の丸を敵対視していたわけではないけど何か違和感を感じたのだろう。そこで「国民の皆さん、何かおかしくないかい?」という問題提起として『君が代』を選び、注目を集めるためにパンクバージョンにしたのではなかろうか。他のことが問題になっている時代だったなら違う歌が選ばれていたかもしれないと思ったよ。もうひとつ、『君が代』をイジルことは国民の暗黙の了解として「してはいけないこと」になっていたと思うが、清志郎は「法律で禁止されているわけでもないし、そうしたタブーはおかしい、みんなもっと自由に生きるべきだ」というメッセージを込めていたのではなかろうか。

 そんなわけで今回も『瀕死の双六問屋』から清志郎の言葉を引用しよう。
軍隊を持って徴兵制でガキどもを兵隊にして戦争したい政治家が多いみたいだけど、と同時に、事無かれ主義の大人も多いみたいだけどさ、どーだろう? 日本は民主主義国家だなんて言ってないで、事無かれ主義国家だって世界に向けて言った方がよっぽどカッコいいんじゃねえか。』(第二十六話『ドブネズミどもに捧ぐ』より)

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