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2011年3月24日 (木)

くじけない3―生まれ変わり

言うまでもなく人が死んでしまうのはつらい。
まったくの他人であっても心が痛むわけで。

それが家族だったり、親しい人であれば、
慰める言葉などないだろう。

ただ「生まれ変わり」を信じてみれば、
ほんのいくらかでも気持ちは楽になる
かもしれない。

「人間は生まれ変わるのだ」、
「生まれ変わって、また会えるのだ」

(何か宗教をお勧めしようという気はない。)

アタシはずいぶん昔だが、東南アジアの島に
しばらく滞在していた。

そこでお葬式を体験した。
毎日一緒におしゃべりをしたり、
ゲームをしたり、街へ買い物に行ったりと、
仲良くしていたこの島の10代半ばの女の子が
交通事故で亡くなったのだ。

即死ではなかったが、意識はなく
ご家族も10日ほど
あらゆる手を尽くされたのだが、
残念な結果となった。

心臓は動いており、脳死の判定だった。
生きている=心臓が動いている
という受け止め方をしていたアタシには
ほんとうにつらいことだった。

ご家族は当然悲しまれたわけだが、
仏教徒の彼らは
「生まれ変わり」を信じており、
いちばん泣いていたのはアタシだった。
家族がひいてしまうほど、
アタシの涙は止まらなかった。

「大丈夫、すぐに生まれ変わってくるから」
と逆にアタシは励まされてしまっていた。

1年後、アタシは再度その島を訪れた。

家族の家を訪ねたアタシは
「生まれ変わり」を紹介された。
亡くなった彼女の姪にあたる
赤ちゃんだった。

「ほくろが同じ場所にあるのよ」
その「生まれ変わり」の
おばあちゃん、つまり亡くなった彼女の
母親が笑顔で教えてくれた。

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