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2010年10月23日 (土)

インデックス投資の疑問・問題(その4)

リバランスがいい訓練になればよいと思うのだが、
ただただ資産クラスの割合を決めたとおりになる
ように調整するという考えでいるとあまりよい
経験にはならないだろう。

リバランスもきっちり定期的に行うのであれば、
あまり考えることもなかろう。割合を元に戻す
ための計算力があるかどうかだけの問題だ。

おおよその時期だけ決めて、膨れた資産を売る
タイミング、膨れていない資産を購入する
タイミングを少しでも有利になるように、経済の
状況を考えたらよいのではないだろうか。
比較的高めのときに売り、比較的安めのところで
買う、ということだ。もちろん最高値で売る、
最安値で買う、なんてことはできないだろうが、
ある程度高めで売って、ある程度安めに買う、
ということは可能に思う。
 
リバランスで注意すべきは「バランスを取り直す」
という意味だけではないということだ。
値上がった資産の利益を確定し、その利益で
比較的割安になっている資産を買い足すという
意味合いも含まれているはず。
比較的割安になっているということは、その先
値上がりが見込めるということでもある。

利確すれば税金を取られて効率が悪くなるからと
いって、ボーナスなどの追加資金で割合を調整
するのは少々疑問が残る。
この方法をとり続ければ、ずっと利益を確定しない
ことになるし、インデックス投資家としてあるま
じき「一時にまとめて購入」という行為を行って
いることになるからだ(利益分ではなく追加資金
でまとめ買いはいかがなものか)。

(税金云々と言いながら、投信で積み立てて、
 ある程度の金額になったら売却してETFを買い
 直している人もいるようだが、そこでは
 税金、手数料を気にせんのかい? 
 とツッコミたくなる。)
 
利益を確定する、という行為は投資に必要な重要な
行為であると思う。利益を確定せず、どれだけ
含み益を巨大化させても、問題なのは換金する時点
でどれだけ利益をあげられるか、なのだ。

利確して新たな投資を行ったほうが、利確しないで
追加資金で投資するよりもリスクは小さくなるだろう。

例えば株価が上がって含み益がけっこう出ていると
する。ということは調整が入っていったん株価が
下がる可能性が高いということでもある。
同時期に債券クラスではやや値下がりしていると
する。つまり若干の含み損。この先、株価が下がる
と予想しているわけだし、債券が上がる可能性が
高いといえる。ということは、これから値下がる
資産クラスの持分を減らしてリスクを減らすと
ともに、値上がりを見込む債券クラスを購入して
チャンスを掴むのがよかろうということ。

しかし、利確せずに追加資金でバランスをとると
どうなるか。株式クラスはそのまま、つまり含み
益は大きいまま。追加資金で債券クラスを購入。
セオリー通り株価が下がって、債権が上がった
なら、債券クラスで利益が出るかもしれないが、
株式クラスの含み益は減るか、下手をすれば
含み損になってしまう。債券クラスのボラティリ
ティは大きくないから、利益が出たとしても
大したことはない。逆に株式クラスは大きく
動くから、プラスマイナスでマイナスになる可
能性もある。

この先どうなるかわからないからと言って、
値上がりしている株式クラスをそのまま持ち続け
るのはリスクを大事に抱え込んでいるようなもの
である。

結果論として、さらに株が値上がり続けたよね、
ということになる可能性はなくはないが。

手数料やコスト、税金はゼロに近いにこしたこと
はないけれど、そこを気にしすぎて利益を確保し
ていかないと、木を見て森を見ず、って感じがす
る。細かい節約はしてるのに、大きなムダに
気づいていないというか。
(つづく)
※投資は自己責任で。

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